こんにちは!世界中を旅する
Amazon2億円プレイヤーの鬼束です。
日本ではよく、
『減塩しましょう』
『塩を摂り過ぎると血圧が
上がるので良くない』
などと言われています。
なんと、減塩を謳うために、
化学調味料で塩気を作る
“減塩食品”もたくさんあるほどです。
しかし、本当に塩は
体に悪いのでしょうか。
今日は、2つの視点から
このテーマを考えます。
まずは一つ目、歴史に学んでみましょう。
『敵に塩を送る』
『塩抜きの拷問』
といった言葉がありました。
敵に塩を送るとは、上杉謙信が
戦で窮地に陥った相手、
武田信玄方へ行ったことです。
ことわざの意味合いとしては、
敵の弱みにつけ込むのではなく
あくまで“正々堂々と戦う”という
日本人の精神性を表す言葉です。
物資が無くて困っている相手方にも
“塩”さえ送れば、最悪の状況に
陥るまでの日数を稼げます。
塩が、人間の体にとって
とても大切であることが分かる
エピソードですね。
次に、“塩抜きの拷問”です。
例えば江戸時代の時代劇では、
しばしば拷問の場面が登場します。
水責め、むちうち、石抱き、
エビ責め、釣り責めなど、
色々な拷問があり、「塩抜きの刑」
というのもあったそうです。
塩を抜くとどうなるか?
牢に入っている人に塩を与えずに
5、6日もすると、
心身ともに萎えてきます。
とくに気力が失せます。
どうなってもいい。
という気持ちになるそうです。
そこで尋問を開始すれば
よほど口のかたい人でも、
ふわふわと自供に及ぶことが多いとか。
恐ろしい刑罰の一つとして
実施されていた「塩抜きの刑」ですが、
医学的に実験してみると、
どのような結果を招くのでしょうか。
1930年代のアメリカで
行われた実験では、
塩抜き3日目から、
食欲不振や冷や汗をかくなどの異常が、
被験者に見られ始めたと記録されています。
5日目をすぎると、
どうにもならない倦怠感を
訴えるようになり、
8日目になると
筋肉の痙攣が止まらなく
なってしまったといいます。
あまりにも危険な状態に
陥ってしまったため、
実験は取りやめざるを
得なくなってしまいました。
また戦後、シベリアに抑留された人は
収容所で食事から塩を抜かれたそうです。
そして塩を抜かれたら、
元気がなくなり倒れていったそうです。
塩気がないと脳に栄養が行かず
ボーッとなります。
さて。
こんなにも過去に効果が実証された
“塩”ですが、なぜ日本では、
昨今急に“減塩ブーム”が
起きているのでしょうか。
この原因を、私は
3つの要素で考えています。
まず一つ目は、
現代の塩に“塩”と呼べるものが
極端に少なくなったためです。
あなたは、塩はどのように作られるか
ご存知ですか?
海水を天日干しに?
いえいえ、今そのようにして
作られている本物の塩は、
本当に限られた“ごく一部”の銘柄のみです。
例えば、赤いキャップの
“食卓塩”など。
一般的に流通している塩の精製方法は、
専門的に言えば
“イオン交換膜透析槽”という
1950年頃から始まった製法です。
敗戦後ですから、日本の意思では
ない動きがあったのでしょう。
そもそも塩の大切な役割としては
体に大切な“マグネシウム”などの
ミネラルの摂取です。
しかし、“イオン交換膜透析槽”
で精製された塩には、
ミネラルはほとんど含まれません。
(元の塩の1%以下)
この製法では、
ただ体に悪い成分だけを効率よく残して
“白くてしょっぱい粉”を作っていますから、
それだけを見ると、
この粉を控えるという意味では
減塩は有効なのでしょう。
そして2つ目の理由は、
単なるマーケティングの一部です。
日本人の健康意識は、他国人同様か
それ以上に高いです。
ですから、
“◯◯をすれば健康になる”
という謳い文句だけでも
購買意欲を掻き立てます。
減塩と書くだけで
売れる商品もあるので、
企業は利益のために
消費者を騙しています。
そして最後の理由は、
敗戦後のGHQの
日本人弱体化計画です。
弱体化計画自体は
陰謀論でも何でもなく、
公にも当時の大統領の
『強すぎた日本人を弱体化させる』
という言葉が残っているくらい
有名なものです。
日本人から塩を抜き、
無気力な状態を作るために
“悪い塩の導入”
“減塩を謳い、塩を悪者に”
などを行ってきました。
これらの洗脳は根深いので
この記事をお読みいただくだけでは
すぐには“減塩は良い”という洗脳が
解けないとは思いますが、
“敵に塩を送る”
“塩抜きの拷問”
という言葉にもなるほど
大切な塩の意味合いは、
今一度、我々日本人が
思い出す事が必要です。
なお、
『いやいや、俺は
カップラーメンで、1日何グラムも
塩を摂ってるぜ!』
と思ったそこのアナタ。
それは塩ではなくて、
しょっぱくて栄養のない毒です。
本当の塩とは天日干しなど、
昔ながらの非効率な方法で作られた
高価なものであり、食卓の上の
白くてサラサラしたものは
本来の塩ではありませんので
要注意です。
本日は以上です。
お読み頂き、ありがとうございました。
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